【CC道場】第278回 Adobe Fresco登場記念スペシャルイベント【試聴レビュー】

【CC道場】第278回 Adobe Fresco登場記念スペシャルイベント【試聴レビュー】

今夜のCreative Cloud CC道場は豪華版でした。いつもより長い1.5時間のイベントの生中継でテーマが注目のAdobe  Frescoとあれば見ないわけにはいきません。残念ながら会場へ行くことが出来ませんでしたが、オンライン上でCC道場を試聴しましたので覚書きです。

イラストレーター注目のAdobe  Fresco

 

イベントの様子

今話題のAdobe  Frescoの登場を記念したイベント番組でした。私は会場でライブで見ることは出来ませんでしたが、オンラインでCC道場を試聴しました。

会場では、実際にフレスコに触れることが出来るコーナーがあったり、オリジナルカクテルがあったり、ゲストスピーカーの方とお話出来たりしたようです。集まったのはほぼイラストレーターの人で100人ほどの方が集まったとのこと。

ドレスコードはAdobe  Frescoっぽい洋服だったらしく、画面上で見ていてもとても楽しそうなイベントでした。

うーん、うらやましい。うらやましすぎる。なかなかないイベントだと思いました。

私はというと、お家で動画の画面を横目にずっとキーボードを打っていました〜。会場にいらした方がいるので、後日根掘り葉掘りお話を聞きたいと思います。

 

Adobe  Frescoは、デジタルでありながらアナログ表現の魅力も備えたアプリです。

Adobe  Frescoは、去年のAdobe MAXではまだProjectGemini(プロジェクトジェムナイ)というプロジェクト名でしたが、その頃から楽しみに待っていたアプリです。

今までも水彩や油絵のタッチを再現しようとしたデジタルツールは今までもありましたが、プロの方が仕事で使おうというクオリティのものではなかったと思うので、いかにみんなが待っていたアプリかということが、会場の熱気からも伝わって来ました。

配信を見ていて、いますぐ絵を描きたくなりました。

 

Adobe  Frescoとは

プロユースの次世代ドロー&ペイントアプリです。

フレスコの魅力の1つは多彩なブラシです。Photoshopで作成したブラシを引き継ぐことも可能なので、新しいツールとして加えてみるのも良さそうです。

イラストレーターの特徴はベクターデータですが、Adobe  Frescoはベクターブラシも搭載されています。ラスターのブラシとベクターブラシのデータはレイヤーが混在出来ないと言うお話を聞いていますが、絵柄によっては、かなり使い勝手が良いのではないでしょうか。

また、ライブブラシがAdobe  Frescoの最大の特徴で水彩と油彩の表現が可能です。

画材が混ざり合う状態をデジタル上でも実現しています。絵の具がじわっとにじむ様子なども再現されています。

実際使ってみましたが、かなり生っぽい表現です。絵の具の香りこそしませんが、デジタル特有のくせみたいなものがなくて、ナチュラルな表現なのがいいと思います。

 

9月25日にアプリの配布が始まりましたが、アプリのダウンロードランキング1位ということからしても、今、最大に注目されているアプリと言えます。半年間は無料でダウンロード可能で、ツールを試すことが可能です。一部機能はCCの課金をすると全開放されます。

Adobe  Fresco アプリのダウンロードはこちらから

 

イベントのゲストスピーカーのみなさま

井筒 啓之さん (イラストレーター)
YOUCHANさん (イラストレーター)
田中ラオウさん(画家)
よー清水さん (コンセプトアーティスト)

田中ラオウさんは普段アナログで制作されている画家の方です。Adobe  Frescoの公開前からアプリを使用してAdobeにフィードバックしてきた方です。

構図の変更が容易に出来るのがデジタルならではのよさとおっしゃっていました。

ライブでデモをしてジョンレノンの似顔絵を描いている様子が配信されました。人が絵を書き上げるまでの様子を見ているのは、本当に楽しいです。15分ほどで似顔絵が完成しました。

デジタルの良さとアナログ感のある表現が両立しているところが、今までデジタル制作に踏み切れなかった方にもおすすめのポイントだと思います。

 

よー清水さんは、コンセプトデザインを中心に活動されている方で、ゲームの世界観を作るデザイナーの方です。Adobe  Frescoは、コンセプトのスケッチをするのに使っているそうです。

絵の具の滲み、混ざり具合の自然さがいいとおっしゃっていました。

青空に白い雲というような表現も量感が出しやすいとおっしゃっていました。コンセプトデザインの制作環境が変わりそうなツールだと思いました。

Photoshopとの連携性のよさも魅力だというお話でした。

私も長年のAdobeユーザーなので、この点は私もAdobe  Frescoに期待しているポイントです。

 

イラストレーターのYOUCHANさんは、何度か展示を見に行ったことがある作家さんでイラストを拝見したことがあります。普段は、本の装丁のお仕事を多くされている方です。

もともとデジタル製作をされているイラストレーターさんですが、Adobe  Frescoの色の沈み具合が相性がいいというお話でした。

和紙のような表現のアクション散布がお気に入りとのこと。試してみたい!

Illustratorで下絵を描いてPSD書き出しをして、PhotoshopとFrescoの3つのアプリを行き来しながら製作しているというお話は興味深かったです。

 

最後のスピーカーのイラストレーターの井筒 啓之さんはイラストレーター界の大先生クラスの方で、小説『ぽっぽや』の表紙を描かれている方と言えばおわかりになる方も多いと思います。

普段、アナログ製作をして仕上げにPhotoshopを使うことがあるとのことでしたが、アナログ制作をされている先生というイメージだったので、どんなデジタル画を描かれるのか楽しみでした。

デモ作品でAdobe  Frescoで描いた女性の絵を公開してくださいました。鉛筆ブラシを使って描かれたものでした。普段は見ることがないレイヤーに分かれた状態の画面を見ることが出来て面白かったです。

井筒先生が普段アナログで描いている作品をもう一度、Adobe  Frescoで再現した試みが面白かったです。

意外だったのが、手が汚れない、画材を洗わなくていいのが楽とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

感想まとめ〜Adobe  Frescoどう活かす?

私もIllustratorとPhotoshopを組み合わせてイラストを描いていましたが、Procreateを使うようになってイラレ+フォトショのコンボ技を使う機会が減ったのですが、Frescoの出現で選択肢がまた増えました。

数年前は、アナログ感のあるデジタル作品を作りたくて、紙のテクスチャーを取り込んで合成してみたり、アナログの画材の線を取り込んでPhotoshopのブラシを作ってみたり、一部分だけアナログで描いた絵を取り込んで合成したりと色々な工夫をしていました。

時間も手間もかかりました。デジタル制作すると決めた時から、簡単に描くことが出来ないものが出来ないか、すごくこだわって研究していましたが、正直けっこう疲れます。

今思うと無駄な努力だったんだろうかと思えてくるほどです。力を入れるべきところが違ったかな。

夢叶っていただいた子ども向けのイラストのお仕事いくつかさせていただきましたが、今のツールで制作したら多分時間は1/3じゃないかなと思うことがあります。

あっと言う間に、いい時代が到来しました。待っていたツールが揃ってきた感じがします。

今後は、それぞれのアプリのいいとこ取りをして絵を描くと思うのですが、ツールの使い方を含めて試行錯誤したいと思いました。

デジタルかアナログかという議論自体が無意味な時代になって来た感じもします。

アナログの絵の具の良さもわかりますし、変えがたいものがあるのですが、全体の制作フローから言うとデジタル一択と言ってもいい世の中だと思うので、デジタル化の流れは止まらないでしょうね。

しかし、ツールの機能を活かしつつも左右されないベースの基礎力も磨いていかないと差別化が難しい時代です。アプリも画材の1つとして使いこなせるようになったら、ベースのスタートラインは横並びです。

何をテーマに描くかということや、表現力、デッサン力、絵の持つ本来の魅力など磨いていくべきものがたくさんあります。

本来、絵を描いていくために必要な力をきちんと身につけていることがとても重要だと感じます。

道具は揃いました。あとは人の力です。本質的な力を意識して磨くようにしないといけないと気がつきました。学ぶべきことがたくさんありすぎます。

一生のうちにどのくらいまで高められるか。これからもチャレンジしていきたいと思います。

 

今日の午後参加して来たクロッキー会の様子はこちらの記事にまとめました。

デジタルツールについても研究しつつ、基礎力も磨きたいです。

アトリエIMA
アトリエIMA
https://at-ima.com/croquis/hoshinoko-2019-10-03/
アトリエイマ|世の中のわかりにくいをイラストの力でわかりやすく

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