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【映画で旅する無人島】『キャスト・アウェイ』で学ぶ孤独との向き合い方【イラストルポ】

【映画で旅する無人島】『キャスト・アウェイ』で学ぶ孤独との向き合い方【イラストルポ】

今回は、旅は旅でも無人島の旅です。意図せずにたどり着いたのが無人島だったとしたら、あなたならどうしますか?究極の状況で人はどうするのか。学びの多い映画です。

『キャスト・アウェイ』は単なる無人島の映画じゃない

castaway|あいすまみ イラスト

『キャスト・アウェイ』はこんな人にオススメの映画です

  • 冒険したい!アドレナリン多めの旅をしたい人
  • 人生で大切なものを見つけたい方
  • 孤独な中に何かを見出したい方

ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の2000年公開の大ヒット作『キャスト・アウェイ』。題名どおり無人島に漂流する物語。もしかしたら、若い世代にとっては、新鮮に映るかもしれない作品です。

私も公開時に確かに映画を観たのですが、記憶が曖昧になっていました。単なるワクワクする無人島の映画だと思って見直したところ…。

コロナ騒動の2020年に見ると色々と新しい発見がありました。

象徴的に冒頭とラストで登場する「クロスロード」と「天使の羽」にも注目です。

まあ、とにかく映画を見てください。

『キャスト・アウェイ』の見どころ

『キャスト・アウェイ』のキャスト

チャック・ノーランド…トム・ハンクス

他にも登場人物はいるのですが、映画の半分は無人島シーンなので、これはもうトム・ハンクスの映画だと言ってもいいですよね。

1秒も無駄にしないのがモットーの合理性の塊の主人公は、FedExのシステムエンジニアとして働く企業戦士(もはや死後?)。FedExで働いていることが、ストーリー上重要な伏線となっています。

彼のまわりには、常にピリピリしたムードが充満していて、職場では多分恐れられるタイプの人間です。

しかしプライベートでは、同僚の妻が病気だと聞いて病院を紹介したり、恋人に粋な贈り物をする素敵な人間でもあるわけです。

仕事熱心なだけで、根っからの悪い人間ではないということは、ストーリー上の端々から伝わってきます。ただ、あまりにも忙しくて、心に余裕がなさすぎるんですよね。

仕事は出来る優秀な人間なのに、人からは誤解されやすく不器用な生き方をしている人物。

物語の展開が早い→あっという間に無人島

冒頭の飛行機事故のシーンは、展開も早くスリル満点です。テンポのよい映画が好みの方なら楽しめると思います。

といいながら、私はパニック系の映画にありがちな遭難や事故のシーンが苦手です。作り物だと思っていても、心がソワソワして、具合が悪くなってしまう気がする。水も怖い、高いところも怖い。

映画の世界に入り込んで見過ぎているのかもしれませんが、ヒット作に多い派手なシーンに疲れてしまうことありませんか?力が入ってしまうんですよね。

溺れる〜!と思うのもつかの間、目が覚めたら無人島ですよ。これは、現実の世界なら私だったら精神が持ちません。

 

事故から生き残ったのが幸か不幸か。命が何よりも大切って言いますが、この後の展開を見ていると主人公もさすがに悩んだのではなかろうか。

 

スマホ出現前の世の中を垣間見ることができる

若い人たちにぜひ見て欲しいのは、スマホがない世の中の様子です。信じられますか?スマホって少し前まで、世の中になかったんですよw

初代のiPhoneの発表が2007年!2000年で初代のiPodがようやく発売という世の中。書いていて自分でもびっくりですが、そんなもんなんですね。世の中激変しましたね。

2000年公開の映画にスマホが出てこないのは当たり前なんですが、今見てみると脚本を書く上でストーリーを左右する重要なアイテムだと気がつきます。

例えば、主人公が恋人にポケベルをプレゼントするシーンがありますが、今だったら最新のスマホをプレゼントするところ。ポケベルってそもそも何?っていう人が見たら、よくわからない話になってしまう可能性もあります。

 

また、もし主人公が耐水性のあるスマホを持っていたとしたら?電波次第ですが、GPS機能で自分の居場所がすぐにわかるかもしれませんよね。そもそも助けをすぐに呼べるかも。

はたまた、電波が通じなかったり、バッテリー切れがストーリーの鍵になるかもしれません。

現代の設定に置き換えると、映画をリメイクするにしても、もう同じストーリーでは映画化は無理そう。スマホの出現は、きっと映画制作の現場も変えたのでしょうね。

無人島でのサバイバル術に見る人類の進化の歴史

チャックの無人島への適応力に驚かされます。命がけだと眠っていた本能が目覚めるのだろうか。

無人島では、行動力があるかないかで、生き残れるかどうかが決まってしまいそうです。怖がって新しい行動がおこせない人は、きっと生き残れない。

誰に教えられるでもなく、道具を作る。火を起こす方法を体得する。ラスコーのような壁画を描きはじめる。これは静かに感動的なシーンでした。まるで、人類の歴史を早回しで見ているよう。

 

映画のために20Kg以上体重を絞ったということもあり、トム・ハンクスの肉体の変化も隠れた見どころかも。

これ以上はネタバレになってしまうので、このくらいにするとして。

孤独な中での心の支え

人は、完全なる孤独の中では生き得ないのだと思いました。それが、無人島だったとしたら、なおさらです。

主人公の無人島での相棒は”ウィルソン”。いつしか5年にも及ぶ無人島生活の心の支えとなります。

20年前この映画を見たときは、”ウィルソン”と会話する主人公に、ここまで共感していなかったと思います。初見のときは”ウィルソン”の存在は少しコミカルに思えたくらいでしたから。かつては、単なる冒険映画として消費していたので、映画の本当の深さを理解出来ていなかったのでしょう。

ときには時間をおいて昔の映画を見直して見るのもいいものですね。

今回は、はっきり言って泣きました。くそぅ。泣くつもりなかったのに。油断していました。やられました。見たことがある映画のはずなのにエンディングの記憶が全然なかったのですよ。

言いたいことは、たくさんある気もするけど、なんとなく書くのはやめとこうかな。これから観る人のお楽しみということで。

ネットやSNSで常に人と繋がっている今、突然無人島で身ひとつで目が覚めたら、あなたならどうしますか?耐えられますか?生き残れますか?

もしも、ひとつだけ何か持って行けるとしたら何を選びますか?よくある究極の質問ですが、時々考えてみるのもいいですよね。

『キャスト・アウェイ』を観て思うこと

果たしてチャックに救いはあるのか

先に書きましたが、ラストシーンにも印象的なクロスロード(十字路)が登場します。

どこまでも続く荒野の真ん中に、十字路だけがある景色って日本では珍しいですよね。

東西南北どこにでも行ける。そんな道の真ん中で彼が選んだ道とは?

彼の行く先に、希望の持てる未来が待っていて欲しい。苦難を乗り越えた彼なら、きっと大丈夫だろう。そんな希望があるラストシーンでした。ありきたりなハッピーエンドではないところが良きです。

ガシェットが気絶級に古いけど、いい映画です。おすすめ。

 

『キャスト・アウェイ』

のんびり

Haapy度

ためになる

ワクワク感

スリル感

 

『キャスト・アウェイ』 2000年 アメリア

 

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