都心の廃校の活用法を調べました。校庭や体育館など設備が整っている校舎は、大掛かりなテコ入れをしなくても上手に活用すれば、子どもだけでなく幅広い世代の生涯学習の施設にうまれ変わる可能性を秘めていました。独自に調査したリノベ施設のまとめです。
都心の廃校の活用例
【千代田区】3331 Arts Chiyoda【旧練成中学校】
美術館やシェアオフィス、カフェと多面的な活用をされている都心廃校の実例。かなりおしゃれにテコ入れされています。アーティストのアトリエとしても活用されています。
【新宿区】東京おもちゃ博物館【旧新宿区立四谷第四小学校】
小さなお子様連れでも安心して遊べる東京おもちゃ博物館。木でできた温もりあるおもちゃで遊んだり、自分でおもちゃを作るワークショップをやっています。
体育館や教室を活用して、地域に開かれたコミュニティ機能もある施設です。
【台東区】台東デザイナーズビレッジ【旧小島小学校】
ファッション、デザイン関連の創業者を支援する工房施設。カバン、靴、ジュエリーなど様々なジャンルのクリエーターのスタートアップの場です。
周辺のものづくりの街としての地域性とのマッチングも相乗効果があり、ビレッジの卒業生は地域で創業して活躍を続けています。
【新宿区】芸能花伝舎【旧区立淀橋第三小学校】
日本の伝統芸能活動を支援する施設。伝統芸能のお稽古やイベントに活用されています。特に子供たちに対する取り組みには注目です。日本舞踊や、三味線、和楽器、能楽など普段生で接する機会が少ない日本の伝統を肌で感じて学ぶことが出来る施設です。
地域に開かれた楽しいイベントも定期的に行われています。
都心の廃校の活用法を見学してみて
人生100年時代。学生時代だけが学びの場ではありません。生涯において学びは重要です。
年齢関係なく継続した学びが必要な時代が来ますよね。というより多分すでに来ています。
大人の学びは、何も国語算数のような教科書がある学びである必要はありませんから、やる気になれば誰にでも続けられるはずです。
好きなことや興味のあることに絞って深めていけるのは大人の特権。
しかしながら、廃校を活用してまた学びの場である生涯学習施設に活かすとは、いいアイデアですよね。
人も施設も生まれ変わる。とてもいいと思います。
久しぶりに触れる学校の空気感は、学生時代とは違った味わいを持っています。
すでに持てる能力を最大化しつつ、軸足はブレないように柔軟に羽を伸ばす。
そんなはたらきかたを目指すために、常に自分をアップデートしていけたらなと最近思うようになりました。
大人だってまだまだ、成長出来る。素敵になれる。そう思ったら元気が出ませんか?
学ぶ場があるって素敵ですね。若いころ勉強嫌いだった方も何か新しいことをはじめてみませんか。または、深めてみませんか。
気がついたら、毎日が輝き出して楽しく変化していきます。