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【コンテンツ東京2019】キャクタービジネスの神髄【セミナーレポート】

【コンテンツ東京2019】キャクタービジネスの神髄【セミナーレポート】

キャラクター界のトップを走る企業サンリオのキャラクタービジネスについてのセミナーレポートです。個人で活動するイラストレーターも、大企業の事例と決めつけずに自分事として落とし込んで話を聞いてみると、とても勉強になると思いました。キャラクターイラストを制作している方の参考になればうれしいです。

サンリオによるセミナー『キャクタービジネスの神髄』

セミナー概要

テーマ『キャクタービジネスの神髄』サンリオが見据えるキャラクタービジネスの展望と戦略

日時:2019年4月3日 12:30~13:30

登壇者:(株)サンリオ専務取締役 辻 朋邦

サンリオといえば、知らない人はいないであろうキャラクタービジネスのトップ企業です。今回のセミナーでは、なぜサンリオが長年トップ企業でいられるのか少しわかった気がしました。

サンリオのビジネスの取り組みを、自分事として落とし込んでみて勉強になったことをまとめてみます。

サンリオは今年で創業45周年

サンリオの創業は1960年、発足時は山梨シルクセンターという企業名でした。1973年にサンリオという商号に変更してから、45周年を迎える企業です。

元々は、自社開発のかわいらしい小物を販売するファンシーショップとしてスタートした企業ですが、今や世界規模で有名な企業となり、テーマパーク事業まで手掛けています。

サンリオの経営理念

こちらがサンリオの経営理念です

Small Geft Big Smile

サンリオの送り出しているギフトは、小さいものではないと思いますが、とても謙虚な感じがします。

セミナーの中での「人を笑顔にするためには常に自分も笑顔でいることが必要」というお話がこころに残りました。

わたしも自分の仕事によって、誰かのお役にたって、人を喜ばせたいという気持ちがあります。でも、視野が狭かったり、独りよがりだったり、技術が足りなくて、単なる自己満足になってしまうことがありました。また、自分自身に力をつけなければ、人のために何かするといっても中身がないと思えました。

まずは、私もあたり前のことをあたり前にやるということを心がけたいです。

また、常にこころから笑顔でいられるようにポジティブで前向きになりたいと思いました。

個人のクリエーターも理念を持ち、時折見直すことが大事だと思います。また、謙虚に反省や改革が必要なら、改善していくべきだと思いました。

サンリオの改革

セミナーの冒頭の話で、「サンリオはこれからは普通の企業がしていることを普通にやる」ということお話されていました。今まではキャラクターの持つ力でビジネスをしてきた点を改革していこうとしているようです。

サンリオは、プロダクトアウトからマーケットインへの転換を目指しています。

具体的には、マーケティングやアニメデジタル事業への参戦、海外への注力、物販事業の再構築です。過去の成功事例にとらわれない改革を思い切ってすることで企業としての生き残りをかけています。

実はサンリオは2014年を境に減収が続いています。これほどの大企業でも苦戦していて、改革をしないと生き残れないという危機感をいだいていることに刺激を受けます。

ただ改革するだけではなく、従来のサンリオがもつ良さも残しつつ、未来に向けた取り組みも取り入れて行こうとする姿勢は、参考になると思いました。

一個人のイラストレーターとしては、仕事が減った、単価が下がったと目先のことだけを見て行き詰っているなんて、まるで話にならないと感じました。世の中の需要を知ることと自分の良さを活かしつつ、さらにスキルを磨くという点で、まだまだできることがあります。

サンリオのマーケティング

キャラクターを永続的に成長させるためにリサーチとアナリシス(分析・解析)をするようになったそうです。これがサンリオのいう他の企業が普通にしていることの柱のようです。

逆に言うとキャラクターの魅力だけでここまで企業が成長してきたことは、すごいと思いました。また、今後の少子高齢化や消費行動の変化に対応していこうとする覚悟を感じます。

個人に置き換えると、壮大な話になりそうで少し頭がクラクラしますが、少なくとも今イラストの世界で需要が多いジャンルは今回のコンテンツ東京を歩きまわって感じることが出来ました。

少なくとも1社1ゆるキャラと言われていた時代は、すでに少し前の話だと感じました。

キャラクターを活かす

サンリオでは、キャラクターグッズを作るだけではなく、自社のキャラクターの活用について積極的です。

たとえば、タレント活動的な活用をしていたり、企業とのコラボレーションは毎回話題になります。航空会社や鉄道会社とのコラボや、ファッションブランドとのコラボでの限定商品が発売されていることは有名ですよね。

また、自社コンテンツを作成してNetflix (ネットフリックス)から発信しているアニメはアメリカでも人気です。従来のサンリオからは考えられないような、かわいいだけではないキャラクターです。

事例:アグレッシブ烈子

また、従来のサンリオっぽくないという点では、アニメ、コミック調のキャラクターの登用があげられます。

「サンリオとはこうだ」という既成概念をどんどん崩していける思いきりのよさや、フットワークの軽さは、参考になる姿勢だと思いました。

おまけ サンリオとわたし

サンリオ創業の年に生まれたわたしは、気がついたらサンリオの商品に囲まれて子ども時代を過ごしていた世代です。幼稚園のお弁当箱はキティでしたし、お小遣いで時々買う、かわいい文房具に目がない小学生でした。昭和の小学生はみんなが通った道だと思います。

実は、子ども時代にイラストレーターになりたいと思ったきっかけは、サンリオが発行している『いちご新聞』のイラストレーターの仕事の裏側をレポートした記事がきっかけなんです。

単純な理由と動機で人生を決めるという点は、我ながらすごいと思います。当時、その記事にとても感動したんですね。単純バカそのものですが、動機が単純なほど長続きするような気がします。

セミナーまとめ

サンリオは有名なキャラクターをたくさん抱えている、キャラクタービジネスのトップ企業です。

しかし、そんなトップ企業でも問題点や改善点を分析して、現状に甘んじることなく新しいことに挑戦しています。

今回のセミナーでこころに残った言葉です。

常に変革していかなければならない。

過去の成功体験は現在の失敗につながる。

利益の追求のみでは会社は永続しない。

意識しなければならないのは顧客(カスタマー)である。

個人の立場でも自分ごととして、話を聞いてみると反省する点が大変多かったです。

そして、観衆の前で企業の弱点もさらしていける強さ、これが成長を止めない企業なのだと感じました。

以上、拙い文章ですがセミナーレポート第一弾をお届けしました。

コンテンツ東京の概要についてはこちらでまとめました。

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