YouTubeなどオンラインのコンテンツでも絵の勉強が出来るんです。水彩画からクロッキーまで色々なチャンネルがありますが、その中でも最近よく見ているYouTubeチャンネルをご紹介します。手の動きなど人の作業を見ているとつい夢中になります。動画のいいところは、直感的に理解できるところですよね。
オンラインで絵の勉強をしてみよう
1Watercolor by Shibasaki
柴﨑春通さんという水彩画の技法書をたくさん出されている方のチャンネルです。じわじわとにじむ絵の具の感じなどは、写真や文章では伝えにくいですが、動画で見ると一目瞭然ですよね。
柴崎先生は、過去に受講していたイラストスクールのインストラクターをされていた方で、水彩画の技術書もたくさん出版されています。
2croquiscafe
こちらcroquiscafeは、絵を勉強している人には有名なコンテンツ。YouTubeからvimeoにお引越ししました。
なかなかデッサン会に行けない方や、描き慣れていなくてデッサン会に行くのに躊躇してしまう人にもおすすめ。
もちろん、とにかく沢山描きたいという人には日課としておすすすめです。
3Proco
アーティストで絵の教師もしているProkopenkoさんのチャンネル。海外カートゥーンのようなデフォルメした絵もたくさんあるのが面白いです。クロッキーの添削動画など、勉強になります。結構、理論的な説明の仕方で、ふわっとした説明が苦手な人でも納得できる感じ。
4New Masters Academy
New Masters Academyは、王道的なデッサンを勉強するにはいいサイト。解剖学のコンテンツは目下の課題。
Friday Evening Figure Drawingというコンテンツは、次々とポーズが変わるモデルさんを見ながらクロッキーすることが出来るので最近よく利用しています。
5Love Life Drawing
独特で面白いクロッキーの描き方をしているものがあって、ちょっとやってみたかったですが、なかなか難しい。でも、描き方が凝り固まってるなあと思っている時に時々見ると、「ああ、絵は自由に描いていいんだな」と改めて思ったりします。
絵の描き方って習ってなぞるだけで終わるとダメで、そこから自分なりの表現を見つけていくことが大事なんだと思います。
6Circle Line Art School
透視法などが学べる動画。トリックアートの描き方などもあります。感性というよりは、理屈で描いていく感じの絵。どちらも必要なスキルなので、バランスよく学びたい。
7Domestika
Domestikaは、有料のオンライン学習サイトです。Udemyのアート特化バージョンという感じです。
私も受講していますが、家にいながら海外のアートスクールへ留学しているような気分になれます。違うカルチャーから刺激を受けたい人にはおすすめの学習サイトです。
デッサンなどの基礎学習というよりは、仕事としてアウトプットしている人向きの内容が多く、絵を描く人に特化したマーケティングなどビジネス寄りのコンテンツもあるのが特徴。
興味のあるコンテンツが沢山ありますが、英語力がないのが最近とっても悔しいです。
絵の勉強について思うこと
家にいてこれだけの知識を得られるのはすごいことだと思います。合理的だし無料のコンテンツも多いです。
もし、私が今10代だったら美術の学校に行くことにこだわらなかった可能性さえあります。
私は田舎出身なんですけれども、当時は東京に出ないと絵の勉強をするのが難しかったんですよね。今は、色々なテクノロジーを使えば勉強できる、フラットな世の中になって、ほんといいことだと思います。
美大って入るのも通うのもバカみたいにお金がかかります。絵を勉強したいけれども、諸事情で一般大学を選んだ人や、絵の道に入る前にあきらめた人って意外といると思います。
オンラインでもこれだけのことが学べるようになると、社会人になってから仕事と並行して学ぶこともできていいですよね。
また、絵を描くだけでなく、視野を広げたり視座を高める努力もした方がいいですね。
特にビジネススキルが低い人は、今からでも学んだ方がいい。
語学力もないよりはあった方がいい。
世間ときちんと繋がった方がいい。
あ、これ完全に自戒を込めて書いてます。終わりなき学びの旅は続きます。