御朱印集めが静かなブームです。書店に行くと専門書も多数出版されています。実際に神社や寺院に参拝数ると若い女性の姿もあったり、興味をもつ人が多いのを感じます。これから御朱印集めをしてみたい人について、御朱印についてまとめてみました。
【知っておきたい】御朱印集めのマナー
そもそも御朱印とは
元々は寺院に納経と言ってお経を書き写す「写経」か仏前でお経を唱える「読経」をした印にあたえられるものでした。
最近では、スタンプラリー感覚で趣味で御朱印を集めるのが流行っていますが、御朱印の成り立ちを知って、神仏に敬意を払うことを忘れずにしましょう。最低限のお参りのマナーを守りたいですね。
御朱印を集めるには
まずは、御朱印帳を用意しましょう。和紙を閉じた専門のものでないと御朱印はいただけません。スタンプラリーとは違うので、間違っても普通のノートなどを持って行くような失礼のないようにしましょう。
御朱印のいただきかた
御朱印をいただく前に必ず、心を込めた参拝を済ませてください。御朱印の成り立ちを理解できたら当然ですが、本来お参りした印にいただくものなので、気をつけましょう。
御朱印をいただく際には、納経料を納めます。場所によって違いますが、300円から500円くらいが多いと思います。
基本的にその場で墨書きの梵字を書いていただき、御宝印と言われる朱印を押していただくことが多いです。それぞれの神社やお寺で個性があるので、集めて行くと眺めるのが楽しみにもなります。
神社とお寺のお参りのしかた
参拝の基礎的なマナー
- 帽子やサングラスは外す
- 正装までしなくてもいいが、身なりを整えておく
- 休憩所でないところでのタバコや飲食は控える
- 携帯電話の使用は控える
神社の参拝の作法
- 一礼して鳥居をくぐる
- 手水舎で清める
- 一礼してお賽銭を静かに納める。鈴がある時は鳴らす。
- 二回深くお辞儀をする。二拍手する。
- 両手を合わせて祈願やお礼をする。
- 最後に深く一礼する。
- お参りをしたあとで社務所で御朱印をいただく
お寺の参拝の作法
- 一礼して山門をくぐる
- 一礼してお賽銭を静かに納める。鐘がある時は鳴らす。
- ろうそくや線香がある場合はお供えする。
- 合掌してお辞儀する。
- 最後に深く一礼する。
- お参りをしたあとで、納経所で御朱印をいただく
御朱印についての素朴な疑問
御朱印帳ってなに
御朱印をいただくための和紙を製本したものです。お寺や神社、文具店などでも買うことができます。最近は若い女性にも御朱印集めをする人がいるので、可愛らしいデザインのものもたくさん売られています。
神社とお寺の御朱印を一冊の御朱印帳にいただくことはできるのか
私は、神社用とお寺用の2冊の御朱印帳を用意しています。ある神社で混ぜるのは、よくないと教えていただいたためです。明確な決まりはないとも言いますし、混在していてもいただけるところもあるのも事実なのですが、たまにお断りされることもあることを考えると、別々に用意するのが本筋かもしれません。
そもそも寺院と神社の違いとは
簡単に言うと、神様をお祀りしているのが神社で、仏様をお祀りしているのがお寺です。
神社にいらっしゃるのが神主さんなら、お寺にいらっしゃるのが僧侶です。
鳥居は神社にしかありません。五重の塔はお寺のものです。
生活に自然と溶け込んでいるので、区別なく受け入れている人が多いので、違いをあまり意識することは少ないですよね。
【まとめ】御朱印集めのマナー
一番大切なのは、単なるスタンプラリーではないと言うことを知ることです。細かい参拝方法が間違えていたとしても、神仏を敬う気持ちがきちんとあれば、失礼にはあたらないと思います。
心を込めてお参りしてから御朱印をいただきましょう。
いただいた御朱印は、集めたあとで見返す楽しみももちろんありますが、基本は祈りの場ということをお忘れなく。マナーを守って楽しんでください。