今日は久しぶりにデザイン案件でコンペに関わったので、普段心がけていることをまとめてみます。
コンペ案件で採用されるためには
まずはマインドが大事
結果的に負けるとしても、提案する前に気持ちで負けていてはいけません。
「絶対にこの案は残る」そう信じてご提案しましょう。
結果が出たら、よくても悪くても受け入れましょう。その時は勝因なり敗因なりを冷静に分析することが大事です。
メソメソしたり浮かれたりする前にやることは分析です。
このクセをつけると、いい時も悪い時も冷静な判断ができるようになります。
でも、それはあくまで仕事上の話なんですけどね。
プライベートでは冷静っていうよりは、すぐに喜んですぐに泣く。子供みたいなもんです。
例えば、アイスクリームで当たりが出ただけで、私は大喜びです。単純明快な性格。
でも、仕事では冷静さが求められるので、心がけてお仕事モードと切り替えています。キリッ。
コンセプトワークはかなり重要
デザインの仕事だからと言ってデザイン画だけ提案してもダメだと思います。
必ず、提案についてのコンセプト(概念)をつけてご提案をしましょう。
ポイントは、後付けの理由ではダメということ。後から辻褄合わせで説明を添えるとちょっと濃度が薄まる気がします。
作業の手を動かす前に、まずはコンセプトワークから入りましょう。
わかります。すぐに手を動かしたくなりますよね。でも、まずは頭の体操と整理です。
しっかりとした土台がないと、ふわふわした中身のない提案になりがちです。
コンセプトが固まってから手を動かす
コンセプトが先にあると、結果的に作業が早く終わります。
なぜなら、手を動かしながら迷う時間がないので、無駄な作業をしないからです。
いきなり手を動かすと作業しながら迷ったり考えたりします。
余裕がある時はそれもいいと思いますが、素早い提案が求められているなら、まずはコンセプトを固めてから作業しましょう。
自分でも作業しながら自問自答するといいです。
どうして、この形なのか。どうして、この色なのか。クライアントの求めていることは何なのか。
はい、出来ましたね。デザイン案がサクッと。
え、出来てない?じゃあ、コンセプトをもう一度見直してみましょう。そもそもそこが原因かも。
デザインの提案とともにコンセプトも提示する
なぜこの形なのか。なぜこの色なのか。なぜこのキャッチコピーを考えたのか。
それぞれ丁寧に説明を添えましょう。専門用語はいりません。わかりやすく書くことが重要です。
また、後から質問されそうなことは、想定内でいいので先にまとめておくと「気が利くな」ということになります。
相手の立場、視点に立って考えましょう。デザイナーはサービス業です。
コンセプトを伝えると同時に営業もする
また、自分を採用したらどんなメリットがあるのか相手に伝えましょう。これが営業だと思っています。
私は、よほどのスーパープレイヤーでない限りは、ある程度のレベルの作業者ならそこまで、作品だけではそこまで差がつかないと思っています。
それなら、どこで差別化したらいいのか。
もちろん、純粋にデザイン案が飛び抜けていて採用されるのがもちろん理想的です。一番いいと思います。
でもそういうレベルのデザイナーの場合は、競合コンペではなく、直に指名で仕事をいただいているはずです。
ここでいうのは、普通のデザイナーの場合の話です。
デザイン案を並べた時に甲乙つけ難かった場合は、どこで判断されるのか。
デザインの価格で判断されることももちろんあるでしょう。
最初に価格が決まっているコンペの場合は、差が出るとしたら提案力と対応力だと思います。
理想はそこに人間力がプラスされたら最強かなと思います。
提案力と対応力が伝われば、コンペでどの案を採用しようか悩むクライアントさんへの最後のひと押しになると思います。
差別化は難しい
個性で売れて有名になれたらすごいと思います。
でも、それが難しい場合、丁寧さとか、発想力とか何か他の部分でPRしましょう。
売り方は色々あります(多分)
道はひとつじゃない(多分)
信念も大事です(絶対)
まとめ
久々に参加したコンペで採用されました。やったね。今日は白星です。たまたま、お声がけいただいたコンペでした。
少し、コンペも頑張ってみようかな。何でも挑戦したい気分です。