先日参加したKimono Life Drawing in Tokyo主催のクロッキー会。レギュラー回とは違い講師にiPadとProcreateの制作の第一人者、イラストレーターMAKO先生をお呼びして行われたデモンストレーション付きのクロッキー会でした。デモ作品を勉強用に提供していただいたので、共有します。
MAKOさんからデモ画像が届きました
MAKOさんからクロッキー会のデモ作品を提供いただきました!
Kimono Life Drawing in Tokyoのクロッキー会に参加したレビュー記事をアップしたところ、なんとMAKOさんから当日のデモ作品の画像をご提供いただきました。
とっても勉強になるので共有しますね。私なりに解説もつけちゃいます。
繰り返しになりますが、この素敵なクロッキーは私ではなくイラストレーターMAKOさんの作品です。
私も同じ日のクロッキーをアップしていますが、すごく違います。恥ずかしくて同じ画面には置けません。。。
描いてる圧倒的な量の差と努力の差が露呈しています。自戒を込めて別のページに晒しまくります。
どんな世界にも言えますが、簡単にすらっとしているような仕事ほど努力の賜物です。
すごい人ほど楽しそうに、簡単そうにさらっとやっている感がありますが、到達するまでの時間、道のりについて想像してみることも大事です。険しい道のりを経ていることに気がつけたら、自分も努力しようと思いますよね。
大事なことですが、自分でも実際にやってみないとなかなか気がつくことは難しかったりもします。
MAKOさん作クロッキー3分ポーズ

無駄のない線。見せる工夫までできる余裕。これぞプロです。美しいです。
MAKOさん作クロッキー5分ポーズ

同じモデルさんを違う方向から同時に描いているので、今あらためて「ああ、ここはこうなっていたのか」なんて思ったりします。着物で隠れた裏側は見えませんから、ある程度想像になります。
結構クロッキー会場は人がたくさんで動き回りにくかったのですが、なるべく綺麗なラインが見つかる場所に移動して描くようにしたいです。
MAKOさんのクロッキーは、デフォルメがされているので、さらにかっこよい作品として仕上がっています。ファッションイラストを描くならデフォルメは基本です。
MAKOさん作クロッキーまとめ

私は、よくも悪くも受験デッサンが抜けきれず、こんなかっこいいものはまだ描くことが出来ません。
イラストレーターとしては、美しいデフォルメを目指したい。
それには、まず基本の形を抑えられるようにならないと無理なんですよね。表面的なものにしないためには、基本はしっかりと抑える必要があります。
おまけ MAKOさんと私の出会い
私はMAKOさんの昔の作品から知っています。実際にお会いするようになる前、まだ高校生で美術部にいたような状態の頃、とある登竜門的雑誌のコンテストの常連だったMAKOさんの作品からずっと絵をみています。(ストーカーじゃないですよ!)
今とは、もう少し違う描き方をされていました。絶え間なく進化しているところがすごいです。
実際にMAKOさんにお会いすることが出来たのは、本当に偶然の出来事でしたが、私にとっては大切な出会いの1つです。たまたま受講したイラストスクールの講師のお一人がMAKOさんでした。
楽しいスクールで、かつイラストレーター養成講座と銘打っていただけあって、みんなプロを目指している人ばかりだったので、真剣な講座でした。
講師の方々も、惜しみなくプロの世界への扉を開けて中を見せてくれる先生方ばかりでした。
実際に講座をきっかけに何人もお仕事に繋げられました。少人数制でしたから、かなりの打率です。私もお仕事いただきはじめてこれからという時に、ちょっと体調崩したり色々ありまして、絵を描くことから遠ざかりました。
こどもの頃から絵ばかり描いていた私が、絵をやめると抜け殻状態。あまり仕事としてうまくいってなかったんですよね。やる気もいつの間にか落ちていました。
そんな時に家の近所でMAKOさんが個展を開いていたんです。素通りは出来ませんよね。
すごく会いに行きたいと思いつつも、最近の活躍している情報なんか何もないので、お会いしてもいいのか迷いました。でも、絵が見たくてやっぱり行ってしまったんですよね。
そんな状態の時に、MAKOさんにそっと背中を押してもらって絵を描きはじめたら、前よりも楽しく描けるようになっていました。たっぷり休んだ後だからいい具合に肩の力が抜けたのかな。
昔とは違う境地で今は絵を描いています。
同じころ文章を書くことも他の先生に教えていただいて、ブログも書き始めたのでこのように記事で作品をご紹介することが出来ているのですが、何か物事を成し遂げるということは、ジャンルの違いがあれどもベースの考え方や超えるハードルなど共通するものがあると思います。
たくさんのアドバイスがわたしを支えてくれています。
わたしは、専門にこだわりすぎるあまりにうまく行かなかったタイプだと思ったので、あれこれと活動をするようになりました。
ストイックに物事をやられている方からしたら、邪道な存在だと思うのですが、わたしの利点は機動力や瞬発力、無駄にあれこれ経験したことなどを活かすことができることは差別化になるかも。
雑草的位置付けにも極めれば価値があると信じることにしました。誰ですか、中年の開き直りって言ってるのは。聞こえましたよ。まあ、当たってますけど。
みんな違ってみんないい by 金子みすゞ
みたいな感じですw これでも何でも大真面目でやってるんですよ。でもよくふざけてると思われるんですよね。違うんですよ、真面目にやるんだけど、どこか何かが抜けてるんですよ。
洋服裏返しのまま気がつかず歩いているのはまだ序の口で、色々とツッコミどころ満載ですが、それも味、それもチャームポイントですから!(←開きなおりきっている)
お話を戻して。。。
MAKOさんの本のご紹介
今回のイベントの元になったのはこちらの本です。私も発売日にAmazonで買いました。
2019年7月1日に玄光社から発売されたばかりの「だれでも描けるiPadクイックスケッチ」はiPadで絵を描いている人はもちろんのこと、鉛筆と紙で描いている人の勉強にもなるベーシックかつ汎用性のある情報と最新の情報が共存する本です。
イラストレーターMAKOさんのHPです。MAKOさんにコンタクトをとりたい方はこちらから。