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【映画レビュー】50年ぶりの続編『メリー・ポピンズリターンズ』を観てきたよ

【映画レビュー】50年ぶりの続編『メリー・ポピンズリターンズ』を観てきたよ

先日公開されたばかりの映画『メリー・ポピンズリターンズ』をレビューします。原作の児童文学『メアリー・ポピンズ』のファンなので、映画の公開を心待ちにしていました。まだ観ていない人のためにネタバレなしで語る、メリー・ポピンズへの熱い想いを語っちゃいます。

『メリー・ポピンズリターンズ』あらすじ

1作目の映画『メリー・ポピンズ』の物語から25年後の世界が描かれている映画です。前作の『メリー・ポピンズ』公開の1964年から50年以上もたって続編として映画化されました。

ファンタジーのミュージカルとしては、結構設定は暗いです。舞台は、大恐慌時代のロンドン。前作の夢のような楽しい世界観を期待して観るとちょっと裏切られます。

かつて子どもだった登場人物も今では子どもの親となり、夢を忘れて日々を生きています。生活に追われている大人が、段々と心を失っていくのは、国や時代が変わっても共通するものがあるのでしょうか。

生きる歓びを失った彼らの元に再びメリー・ポピンズがやってくるというファンタジーです。現実的な設定に対比して明るいファンタジーシーンが際立つ映画です。

『メリー・ポピンズリターンズ』注目キャスト

エミリー・ブラントのメリーポピンズ看板

一番注目のキャストは、メリー・ポピンズ役のエミリー・ブラントです。予告編でワンシーン見ただけで「ハマり役だ!」と感じたので、絶対に映画館で観ようと思っていました。

エミリー・ブラントは子どもの頃吃音症で喋るのが得意ではなかったのに、克服して世界的な女優さんになったところがすごいと思う好きな女優さんの一人です。

原作のキャラクターの性格を見事に写し取っている役作りでした。

大好きなメリル・ストリープもちょこっと出演していました。実はこの二人、映画『プラダを着た悪魔』で共演しているんですよね。映画では主演と助演が入れ替わっていますが、嬉しい演出でした。

『メリー・ポピンズリターンズ』前作との比較

役作りではエミリー・ブラントに軍配

メリー役のなりきり具合としては、エミリー・ブラントに軍配です。

やっぱり、予想通りエミリー・ブラントが良すぎました。原作のキャラクターを見事に演じきっていると思います。いい具合にツンとしているんだけれども、嫌な感じがしない匙加減。お見事です。

前作のメリー役のジュリー・アンドリュースは、原作のキャラクターと比べるとちょっと優等生すぎる感じがするのです。そこがちょっと残念なところ。

原作のメリーは、一癖あるキャラクターです。ツンケンしていて、子どもに厳しくて、超自信家で鼻持ちならないような態度。でも、みんなメリーの本質を知っているので、周囲の人はメリーを愛してやまない。そんな奥深いキャラクターなのがメリー・ポピンズです。

ミュージカルシーンはジュリー・アンドリュースにはかなわない

ジュリー・アンドリュースは、前作の映画でアカデミー主演女優賞を受賞しています。歌声とともに大変素晴らしいです。この映画から生まれた名曲は、誰もがどこかで一度は聞いたことのある曲だと思います。

ちなみにジュリー・アンドリュースは大好きです。生まれて初めて自分で買ったCDは、『サウンド・オブ・ミュージック』のサントラというくらい大好きです。

『メリー・ポピンズリターンズ』は原作マニアにおすすめ

この映画、幅広く、ぜひ観に行けとはいいません。

まずは、前作の『メリー・ポピンズ』は最低限、観てから映画を観るのがいいと思います。原作の世界観のエッセンスが詰まっています。

基本的に原作に思い入れがないとそこまで楽しめないかもしれない、ある意味マニアックな映画だと思います。というのも、映画のあちこちに原作の世界観が、これでもかと散りばめられているので、マニアほどシビれるポイントが多いからです。重箱ほじくり返す感じで観ると楽しい映画なことは間違い無いです。

ミュージカル映画ですが、そこまでミュージカル映画としての迫力は正直感じませんでした。どうしてかな。今ひとつファンタジーなシーンに入り込めなかったからかもしれません。

何回か観たらまた違ってくるかもしれませんが、ミュージカル映画を観たときに感じる心震えるような感覚には、今ひとつ届きませんでした。

ちなみに原作の『メアリー・ポピンズ』シリーズとは

『メアリー・ポピンズ』シリーズとは、イギリスの作家P・L・トラヴァースが書いた、児童文学シリーズです。シリーズの題名に必ずついているメアリー・ポピンズという主人公が出てくる物語です。

メアリーは、イギリスの家庭では一般的な乳母件、家庭教師の女性です。バンクス家にやってきたメアリーは、メアリーとジェーン、マイケル、ジョン、バーバラの4人の子どもたちを不思議な力で素敵な世界へ連れて行くというファンタジーの王道物語です。

メアリーは、不思議な力を持っているのですが、原作では魔法使いというはっきりした設定はありません。ここが児童文学っぽいのですが、家庭教師としか書いていないのに、現実にはありえない設定でも、当然あるものとしてお話はどんどん展開していきます。

物語の力強さで、いつの間にか夢の世界に引き込まれていきます。

原作ではメアリーですが、ディズニーが最初に映画化した時にはメリーと訳されたので、本を読んだことが無い人にとっては、メリー・ポピンズの方がしっくりくる人もいるかもしれません。

余談:わたしが持っている一番古い本

見てください。この本。ずっと持っている本です。

小学2年のころ親にお願いして買ってもらった岩波書店の『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』の本。人生で最初に買ってもらった本でもあります。ハードカバーの本で1200円。時代を感じます。

小2で読むには分厚くて文字も小さい本でしたが、それでも読みたくなるくらい面白くて当時夢中になって読みました。病気がちで本の世界の中に暮らしていた子ども時代の私の救いでもあり遊び場でした。

様々に変化する生活の中でも唯一手放さずにいた宝物で、わたしの持ち物の中で一番古いものです。

一緒に映画を観に行ってくれた娘に本をプレゼントしようかな。それとも貸すだけにしようかな。(ケチ)

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