【モリサワ】デジタル教科書に最適化 UDデジタル教科書体【フォント】

【モリサワ】デジタル教科書に最適化 UDデジタル教科書体【フォント】

EDIX2019に行って来ました。ICT教育の現場で使われる機器、デジタル教科書をはじめとする教材、eラーニングのためのアプリやシステムなど教育に関わる幅広いジャンルの出展がありました。その中でも2020年から公立の小学校でも本格的に使用されるデジタル教科書について興味深いお話が聞けたのでまとめます。

学校教育総合展教育展EDIX2019

イベント概要

EDIXは2つの展示会の総合イベントです。学校や教育に関わるサービスが一堂に集まる展示会です。

第10回 教育ITソリューションEXPO
第2回 学校施設・サービスEXPO

場所:東京ビックサイト青海展示棟

会期:2019年6月19ー21日 10:00~18:00(※最終日のみ17:00終了)

今回は、教育ITソリューションEXPOをメインに見学しました。教育の現場の変化に合わせた新しい支援システムやサービス、ICT教育のための教材など興味深い物がたくさん見られました。大会場でのセミナーの他、各ブースでもミニセミナーが行われていて見所もたくさんです。

モリサワブース内セミナー『UDデジタル教科書体のデジタル教科書への利用』に参加

フォントメーカーのモリサワブースでは、会期中三日間を通して様々なテーマのミニセミナーが行われていました。今回私は『UDデジタル教科書体のデジタル教科書への利用』というセミナーを受講してきました。

UDデジタル教科書体の生まれた背景

そもそもUDってなんだかこ存知ですか。UDはユニバーサルデザインの略で、どんな人にも垣根なく快適に使うことが出来るのがユニバーサルデザインの真髄です。

UDデジタル教科書体は、2020年から使用される新学習指導要領に乗っ取ったデジタル教科書のために開発された物だということは、あまり知られていないかもしれません。

紙でもデジタルでも読みやすく教科書にとって最適な書体の開発が急遽必要になり、開発されたフォントがUDデジタル教科書体です。

どんな特性、個性を持った児童でも読みやすいことに配慮する様に文部科学省からの通達も出ています。

Windows10にフォントが搭載されているのは、教育現場で教科書と同じ書体で教材を作りたいという声があったためです。

UDデジタル教科書体の特徴

アルファベットと日本語が共存する文字組が多くなるのが教科書ですよね。並べて組んだ時に読みやすいことが教科書には求められます。

また、書き文字の際のトメハネハライがフォントとしても再現されていますから、安心して真似して書いても大丈夫な書体です。よく書き文字とは作りが違うフォントがあって、真似して書くと漢字テストではバツになるということがあります。漢字を学んでいる最中の子どもたちにとっては、手で書くのとフォントの作りに違いがない書体である必要があります。

鏡文字に見えにくい配慮やなるべく少ない画数で書けるようなデザイン上の工夫もされています。

英語を学びたての子供にとって、アルファベットは書きにくい物です。小文字は小さいですからなおさら書きにくいようです。UDデジタル教科書体の欧文は、英語を書くための4線という罫線の比率が5対6対5です。線に沿って文字を書くことが出来ますし、小文字が少し大きめになるので、書き慣れない子どもに優しいフォントです。

UDデジタル教科書体の使用例

教科書のために開発されたので教科書は当然ですが、教育的に配慮されたフォントのため教材やデジタル教科書にも使用されています。

Windows10に搭載されたフォントなので、先生方も教材を作るために自由に使うことが可能です。子どもたちが見やすいフォントでプリントやお知らせを作ることが可能なのがいいですよね。

おまけ

モリサワブースでオリジナルのマスキングテープと付箋をいただきました。

UDデジタル教科書体のアルファベットが印刷されているマスキングテープは、小学校の標準的な机に貼り付けると机の幅に収まるようにアルファベットの大文字と小文字がデザインされているそうです。生徒の机に貼ってあげるとアルファベットを覚えている子ども達の助けになりますね。アルファベットを覚える時にありがちな小文字のbとdやpとqの区別がつかなくて混乱するということが減るかもしれません。

また、付箋はただの付箋ではなくて、先に書いたUDデジタル教科書体の4線の比率で線が印刷されている物です。ちょっとネタとして面白いのでご紹介しました。

 

同イベントでEdTechやプログラミング教育についてのセミナーを受講しました。レポートはこちらから。

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