【実録】とあるフツーのイラストレーターの1日【2019年2月バージョン】

【実録】とあるフツーのイラストレーターの1日【2019年2月バージョン】

在宅でフリーイラストレーターをしている主婦でもあるわたしが、毎日どのように仕事をしているのか標準的な1日をまとめました。おしゃれな一等地に事務所がある売れっ子のイラストレーターとは違い、かなり身近で生活感があると思います。これならできるかもと思った絵を描くのが好きなあなたも、お仕事はじめてみませんか。

フツーのフリーイラストレーターの1日

フリーランスのイラストレーターなんて、カタカナを並べるとなんだか仰々しいので、派手な仕事のイメージを持っている人もいるかもしれません。確かに売れっ子の作家の方は、日頃から外車のオープンカーで移動みたいな方も本当にいらっしゃいます。ブランドショップでマネキン買いとか。

これから駆け出しの方なら大きな目標を持って、キラキラ系を目指して、限りなく上を目指して欲しいですね。

でも、そういう『映える』生活をしているスター作家の方はおそらくごく一部で、かなり地道で地味な作業をコツコツするのが一般的なイラストの仕事。

そんな中でも、主婦業も両立しているようなイラストレーター はそれはもう地味の極みです。この仕事に興味があるけれども、出来るのかななんて思っている人のために、リアルな情報をちょっとだけ公開します。

フツーの人でも情熱があれば、出来るのがこの仕事です。

5AM 1日の家事をまとめてやる

夜明け

どんなに仕事が立て込んでいても家事は欠かせません。子どもがいるとなおさらです。

先日お会いした方に、育児や家事をしながら仕事をしている女性はパラレルワークやマルチタスクに向いているというお話を伺いました。

確かに子育て中の女性は、仕事だけに集中するという訳にいかない代わりに、同時並行的に作業をすることを日常的にこなしている人が多いのが強みだとおっしゃっていました。

在宅ワーカーの私は、朝のうちに1日の家事の大半をまとめてやっています。朝に1日の家事の8割が終わりです。家にいると仕事をしながらでも煮込み料理をしたり、洗濯をしたり家事を並行してすることも可能です。

家事は集中して、決めた時間内でできる範囲のことをやることに決めました。仕事が詰まっている日は1時間。余裕がある日でも2時間以内が目安です。これで家事と仕事の両立についての悩みはほぼなくなりました。

家事は終わりがない仕事なので、やろうと思うとどこまでも極める道がありますが、仕事と両立させるにはどこまでやるかの線引きを自分で決めないと大変です。

8AM 朝の自分ミーティングタイム

公園

家族が出払い、ひとりになった朝8時。わたしの仕事時間がはじまります。お仕事相手には9時始業とお伝えしているのには訳があります。(発注者のみなさま、すみません。)

9時の始業時間までに、毎日やっていることがあります。「自分ミーティング」と勝手に呼んでいる時間です。世で言うセルフコーチングです。

要するに、考えをまとめたり、1日のスケジュールや見通しを立てる時間です。わたしは午前中の方が頭が働くので考える作業を中心にしています。

締め切り前など1分でも早く作業に入りたくなる日もありますが、これが意外と重要で欠かせない時間なのです。

わたし流の自分ミーティングのやり方は2つあります。

  1. 家で手帳を見ながら自分ミーティング
  2. 外で散歩しながら自分ミーティング

家で手帳を見ながらの自分ミーティング

まず、家で手帳を見ながらの自分ミーティングについてです。

これは、なんとなく想像しやすいと思います。名称はどうあれ仕事をしている人は、何かしらの形で手帳などを活用してスケジューリングしていますよね。

わたしは主に週の初めと半ばと終わりに、手帳とにらめっこしています。

週半ばに手帳をチェックをするのにはわけがあります。1週間の半ばで進行を見直すことで、スケジュールを組み直したりできるからです。

イラストやデザインの案件が複数同時に動いていて、締め切りも重なっているということがあります。一度にひとつのことしかできないと、仕事のご依頼をお断りすることにもつながります。

また、スケジュール管理もしないで、口約束でお仕事を受けてしまうと後の信頼に関わりますから、責任もって仕事を受けるためには、今のリソースについては常に正確に把握しておきたいです。

外で散歩しながら自分ミーティング

これは、自己流なので解説します。

フリーランスで働いていると運動不足になりがちです。ちょっと不健康すぎるので取り入れたのが、外で散歩しながら考えをまとめるのが自分ミーティングです。手帳は持ちません。必要なのは、自分の頭だけです。

外の場合はスケジュール調整というよりも、もっと大きな目標とかこれからどうしたらいいのかなどを自問自答する時間です。最近読んだ本の中で影響を受けたことについて、思索することもあります。

また、わたしの仕事はアイデアを練る必要が意外とあります。手を動かして考えるのはもちろんですが、偶然にたよった小手先のものにしないためには、しっかりとしたコンセプトを考える必要があります。

しかし、机の前で考えていると行き詰ることがあります。無駄に時間をやり過ごさないためにも、気分転換が有効です。いい考えが浮かばない時は外に出ましょう。

朝の冷たい空気が頭をしゃっきりさせてくれます。季節の花や植物が朝日に輝いてとても前向きな気分になれます。駅の改札に吸い込まれる人の波とは逆行してどんどん歩きます。自由に仕事をするって最高です。

興味があったら一度試してください。アイデア浮かんできましたか?何気ないことにもヒントが詰まっています。アイデアが浮かんだら急いで家に帰って、記録するなり作業に入るなりしましょう。もう、1日のエンジンがかかっていますよね。

AM9 仕事開始

アトリエIMA イラスト

家事が終わり、頭の整理もできたところで仕事開始です。

タスクがたくさんある場合は、優先順位を決めてとりかかります。基本的に締め切りが早いものを最優先にしていますが、1つの作業だけに偏らないように、並行に作業を進めるようにしています。どのくらいの時間を割りあてるかは、毎日の状況で変化させます。

優先度作業内容
最優度★★★締め切りなど時間的な制約があるもの
次の作業フローの人が待っているもの
絵を描くこと
最優度★★☆すぐ終わるような手離れがよい細かい作業
(微細な修正作業など)
最優度★☆☆納期に余裕があるもの
個人的な作業

基本的には、午前と午後でやる仕事の内容を分けています。大まかにいうと午前は外向きな仕事、午後は内向きな仕事です。午前中はパワーがあるので、なるべく外向きの仕事を意識してやります。午後は、黙々とやり込める仕事が多いです。

もちろん、日々の締め切り時間によっては、多少スケジュールを入れかえることもあります。

午前:外に向けた作業

  • コンセプトワーク
  • 企画書作成
  • アイデア出し
  • 仕事相手との連絡(メール、チャットなど)
  • 打ち合わせ

午後:内に向けた作業

  • 線画を起こす作業
  • 絵の仕上げ
  • 絵やブログのネタ探し
  • 原稿を書く
  • ブログ更新

PM4 仕事中断タイム

娘が帰宅。お仕事は可能なら一時中断です。夕食の仕上げなど残りの家事をやって、娘を習い事に送り出す時間です。つかの間の娘との時間は瞬間風速的な嵐のようです。

PM5 また仕事タイムへ

娘に2回目の行ってらっしゃいをしたら、また仕事に戻ります。結構疲れてきている時間なので、がんばりどころです。絵を描くのは夜の方が集中できます。絵を描きはじめると、とても集中するので時間があっという間に過ぎてしまいます。

PM10 娘とバスタイム

再び帰宅した娘とおしゃべりしながら、お風呂女子会です。毎日、今日の給食の話から始まるのがお決まりです。段々こうした時間もなくなるはず。空の巣症候群とかちょっと嫌ですから、好きなことを仕事にしておいてよかったなあとついつい思ってしまいます。

PM11 読書タイム

アトリエIMAの本棚

今日のタスクが無事に終わっている場合は、読書タイムです。

タスクが終わっていない場合や、突発案件、自分のこだわり等々の理由で仕事をしていることも実際は、かなりあるので、11時には読書をしたいなという目標でしょうか。

これから動く案件や、今動いている仕事に役に立ちそうな本、自分の興味のある分野、苦手分野。こういった本を常に何冊か用意しています。

いわゆる「並行読み」を実践しています。ストーリーのある小説は一気にまとめて楽しみたいですが、仕事で必要な本は無数にありますから、1冊読み終えたら次という読み方だと追いつかないことが多いです。

同時に何冊か並行読みすると、必要なことの拾い読みになるので作者の人には本当に申し訳ないですが、仕事で使うためには効率的な読書方法だと思います。

気に入った本は、保存版にして自分に染み込むまで繰り返し読んだり、困った時に助けてもらいます。

また、同時に読んでいる違うジャンルの本の中にも発見があることがあります。頭の中で点と点がつながるイメージです。幅広く量を読む価値はあります。試してみてください。

本の中に明日へののヒントが見つかる日もあり。ない日もあり。

こうして1日を終えて就寝です。

椅子の上で本を持ったまま朝になっていることもあります。首をよく痛めますw

まとめ

いかがでしょうか。一応横文字商売とはいえ、かっこいいライフスタイルとは、おそらくかなりかけ離れていますが、私のありのままの毎日です。かなり地味なライフスタイルです。

最近では、取材で外に1日出ることもあるので、変化形の1日もあります。インプットも本だけでなく、外に出るとより心動かされる体験が出来るので、絵を描くのにも文章を書くのにも役にたちます。

歩き回ることで、運動不足も解消で一石二鳥ですよ。取材活動をはじめたら、なんと10キロ体重が落ちました。

こうして、こつこつと積み上げる毎日を淡々と過ごしています。結果より過程を楽しんでいます。

側からみたら退屈そうですか?夢中になってやると、とても楽しいですよ。

とあるフツーのイラストレーターのリアルな1日の様子でした。

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