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【映画で旅するスペイン】『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』生涯をかける仕事【イラストルポ】

【映画で旅するスペイン】『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』生涯をかける仕事【イラストルポ】

今日は映画で旅するスペインはバルセロナです。かのサグラダ・ファミリアの工事現場の裏側を追ったドキュメンタリーは、貴重な資料価値があるばかりではなく、仕事人の情熱を感じることが出来る熱い映画でした。

『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』で学んだライフワークとは何か

サグラダファミリア|イラストあいすまみ

『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』はこんな人にオススメの映画です

  • 建築が好きな方
  • 生涯をかけた仕事とは何か考えたい方
  • 仕事人のドキュメンタリーが好きな方

サグラダ・ファミリアは、建築家アントニ・ガウディの未完成作。着工から130年以上たった現在も工事が続行中という壮大なプロジェクトです。

2005年に世界文化遺産に登録され、完成はガウディ没後100年を記念する2026年に予定されています。

観光旅行では見ることが出来ない、サグラダ・ファミリアの現場の裏側を知ることができる貴重な映像です。

 

スペイン東部に位置するサグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリアのあるバルセロナは、スペイン東部にある地中海に面した都市です。建築のほか芸術の都としても知られています。ピカソやミロの美術館もバルセロナ観光の見どころの1つ。アート好きなら、必見の都市です。

この記事を書いている2020年6月現在、コロナの影響で残念ながら海外旅行は難しい状況です。

その代わりと言ってはなんですが、サグラダ・ファミリア公式サイトのバーチャルツアーがおすすめです。映画で見るよりも工事が進んでいるので、お時間ある方は、最新のサグラダ・ファミリアをぜひ観てください。荘厳な美しさに息を飲むこと間違いなしです。

サグラダ・ファミリア公式サイト

『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』の見どころ

ガウディの人生を知ることが出来る

ガウディがサグラダ・ファミリアの仕事に関わったのは31歳。まだ無名の建築家の頃でした。以後、まさに人生をサグラダ・ファミリアと共にすることとなります。

ガウディは、自分が生きているうちに建物が完成しないと判断して、ファサード(建物の正面)から作りはじめるように指示したと言います。

常に建築費に困窮した現場のため常に貧しく、晩年は浮浪者と間違われたという、成功者とは程遠い人生の結末を迎えます。うーん、ちょっと悲しいお話です。

ガウディ自身が完成した建物を見ることがなかったのがとても残念です。もし、現在もガウディが生きていたら、この上ない賞賛を得ていたはずですから。

ガウディの仕事を引き継ぐ人々

100年以上前の記録が写真で残っているのが、純粋に感動します。世紀の大工事の初期の姿を映像で見ることが出来るのは、すごいことですよね

とはいえ、ガウディの死後に起こった内戦で、貴重な資料の大半は失われているのだとか。

ガウディは生前、3Dの模型でプランを練り、設計図がない現場だったと言うのが驚きです。確かに、ガウディの建物は、有機的なデザインで図面におこす方が大変かもしれません。建築というよりは、巨大な彫刻という感じもします。

設計の参考になる模型も内戦で消失しているとなると、実際に後に仕事を引き継いだ人々は、大変だったことでしょう。

映画にも出てきますが、現在工事に関わる人々は、常にガウディならどうするかを考えて作業を引き継いでいるところが鳥肌ものです。

 

日本人の彫刻家である外尾悦郎さんが、サグラダファミリアの外壁を飾る需要な彫刻を担当されています。昔コーヒーのコマーシャルで”違いのわかる男”として登場して話題にもなったことがあるので、ご存知の方もいるかもしれませんね。

外尾さんは、若かりし頃に石を探すために世界中を旅したという逸話が紹介されています。元々仏教徒で禅に傾倒していたのに、彫刻を掘るという欲だけはどうしても捨てられなかったんだとか。人生をかけるべき仕事に巡りあい、生涯かけて没頭する。こうありたいと思いながら、なかなか凡人には出来ないものですから、尊敬します。

仏教からカトリックに改宗してまで、ガウディの思考に近づこうとするあたりが、仕事人としてのプロフェッショナルさを感じます。

 

また、ステンドグラスの施工の様子も描かれているのですが、ため息しか出ません。なんて美しい色なんだろう。画面越しにも素晴らしさが伝わってきますが、空間やスケール感を自分の目で見たくなります。

 

意外とハイテクな現場でスピードアップした工期

また、現代のテクノロジーをどんどん取り入れたり、観覧料を工事費に当てることにより、工事のスピードは加速します。

建築用のCADではなく、航空機用のCADを使って設計していることは、この映画で初めて知りました。確かに、流線型だったり、装飾も多くかなり自由な形状の建物ですから、その方が都合がいいのでしょうか。

意外と工事の裏側は、ハイテク化されていることに驚きました。テクノロジーのおかげで当初の予定よりも早く完成する見込みというのは、嬉しい限りですね。

 

『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』を観て思うこと

無形の何かを信じるということ

何かをとことん信じる力を自分は持っているだろうか。ふと、そう思いました。

映画に出てくる仕事人のように、信仰するようなストイックな仕事ぶりを自分はしているかと問われると、とても恥ずかしくて顔を上げられません。迷いも恐れも飽きもあり、くじけたりすることが多いからです。上がったり下がったりしながら、なんとか噛り付いて仕事をしている状態。

 

ライフワーク=人生を通して成し遂げたい仕事とは、ただひたすらに信じて打ち込むことなんだろうな。

宗教関係なく、このプロジェクトに関わる人々には畏敬の念が絶えません。

 

『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』

のんびり

Haapy度

ためになる

ワクワク感

スリル感

 

『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』   2015年 スイス

 

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