最初にとった『.work』ドメイン。新ドメインといわれる格安で借りられるドメインは、超初心者は気軽に飛びつきがちですが、要注意。サイト公開して間もないのにお引越し作業に追われた私のドキュメンタリー。今回は、ドメインをサーバーに紐付けるお話です。
前回までのお話はこちら
ドメインにサーバーを紐付けるってなに?
それは本当に紐を付けてつなぐイメージ
独自ドメインがとれたら、今度は自分のサーバーと紐付けする作業が待っています。
はい、聞こえましたよ、心の声。「紐付けるってなに?」そうですよね。
それは、文字通りドメインとサーバーを見えない紐で、繋ぐことです。
【補足】「ドメイン」と「サーバー」について、ここでおさらい
ドメインがあなたの住所だとしたら、サーバーはあなたのお家です。
サーバーは、一軒家の豪邸のこともあるし、マンションの一部屋ということもあります。自分でサーバーまで持っているとマンションのオーナーですが、Xサーバーのようなレンタルサーバーを借りた場合は、賃貸マンションという感じです。
個人でサイトを作るならXサーバーのようなレンタルサーバーを借りるのが一般的です。
ドメインには、「あなたの部屋はここですよ」サーバーには「あなたの住所はここですよ」と認識させることを紐付けるといいます。見えない紐で繋がっているイメージです。これで、自分のサイトを公開する準備がひとつ完了です。
では、具体的に紐付けにはどんな作業が必要なのか、まとめてみました。
【具体例】ドメインとサーバーの紐付けに必要な作業は大きく分けて2つ
ドメインとサーバーの紐付けに必要な作業は、ドメイン側とサーバー側でそれぞれあります。
ドメイン側で必要な作業
わたしは独自ドメインを「お名前.com」で取得したので、「お名前.com」の例で説明します。
他のサービスでドメインを取得した方は、「サービス名+ドメイン紐付け」で検索するときっと情報が見つかるはずです。
お名前.comのサイトのトップページの右上からお名前.com Naviにログインしてください。
ID、パスワードを入力してログインしたら、ドメイン設定のタブをクリックしてください。
ネームサーバーの設定の項目から「ネームサーバーの変更」を選びましょう。
内容を確認して「登録情報は正しいので、手続きを進める」をクリックします。
「他のネームサーバーを利用」のタブを選んで、ネームサーバー情報を入力していきます。
ns1.xserver.jpというように順番に全部で5ヶ所に入力していきます。
Xサーバーのユーザーの人は上記ように入力すれば大丈夫です。確認画面へ進むボタンをクリックしましょう。
ネームサーバー 情報をもう一度確認したら、最後に確認ボタンを押して確定です。
これでお名前.comの設定は終わりましたよ。お疲れさまです。
次は、Xサーバの設定が待っています。
【補足】ネームサーバーとは
ネームサーバーとは「DNSサーバー」のことです。
はい、心の声また聞こえましたよ。余計わからないって。そうですよね。わたしもそう思います。
DNSサーバとは、Domain Name Systemsa Server(ドメインネームシステムサーバー)のことです。
略してDNSサーバー。これで言葉としてはなんとなく分かりました。
じゃあDNSサーバーって何をしているのかわかりますか?超初心者には、わけがわかりませんよね。
簡単に言うと、DNSサーバーは人が使う言葉とコンピューターが使う言葉を翻訳してくれるものです。
ドメイン名は人が使う言葉で書かれています。でも、これではコンピューターは理解できません。
ドメインを入力してDNSサーバーを通すとコンピューターが理解できるIPアドレスという言葉に置き換えて返信してくれます。この結果を受けてみなさんのPCにWEBページが表示されているのです。
だから、どのドメインとどのサーバーが関連があるのかきちんと紐でつないで置くと、URLを入力しただけでWEBページが表示されるんですね。なんとなくでも、ビジュアルでイメージ出来ましたか?
サーバー側で必要な作業
わたしはレンタルサーバーはXサーバーを使っていますので、Xサーバーの場合で説明しますね。
他のレンタルサーバーを使用している方は、検索するといい情報が見つかると思いますので、「サービス名+サーバー紐付け」で検索してみてくださいね。
まずXサーバーのサーバーパネルにログインしましょう。
サーバーパネルにログインできたら、ドメインという項目の中にある『ドメイン設定』をクリックしてください。
ドメイン設定画面になったら、ドメイン設定追加のタブをクリックして切り替えます。
ドメイン名の欄に、あなたが取得したドメイン名を入力して確認画面に進んで下さい。
この時点では、まだサーバーに設定が反映されていないので、新しいドメインでサイトにアクセスしようと思っても、こんな画面になってしまいます。でも、心配ありませんよ。少しだけ時間がかかるだけなので、もう少しお待ちください。
サーバーの設定ができたらこんな画面に変わります。これもエラーではありませんからご安心を。
これは、サーバーのお部屋は準備できたけれども、部屋の中はまだ空っぽということです。あなたのサーバーにWordPressをインストールすると、あなたのサイト運営の第一歩です。あと少しです。頑張りましょう。
ドメインとサーバーの紐付けの注意点
ドメインもサーバーも設定しても、すぐには結果が反映されません。反映されるまでに数時間かかる場合があるので、時間に余裕をもって作業しましょう。
わたしのように突発的にやり始めるなら、仕事が暇な時がおすすめです。初心者は作業に時間がかかるかもしれないので、忙しい時はおすすめできません。とっても焦りますからね。
サーバーとドメインの紐付けまとめ
取っ付きにくそうな、サーバーとドメインの紐付けですが、慌てずに確実に作業すれば、超初心者にだって必ずできます。
ぜひ挑戦してみてください。
ドメインとサーバーの紐付けに必要な作業は、大きく分けてドメイン側の設定とサーバー側の設定の2つだけです。
たくさんサイトを作るような人でもないと、もしかしたら一生に一回の作業になるかも知れませんが、意外と超初心者にでも出来るので、一度は体験してみてください。
もしかしたら、これがきっかけで興味を持ったら、たくさんのサイトを運営したくなってくるかも知れませんね。
サーバーとドメインが紐付けられたので、次回はサーバにWordPressをインストールしましょう。