週末、お仕事で横浜に行きました。週末はいつもより開館時間が長い美術館って探すと結構ありますよ。お仕事帰りに美術館散歩でほっと一息。新しい習慣にいかがですか?
横浜美術館開館30周年記念 Meet the Collection ―アートと人と、美術館
展示概要
2019年に開館30周年を迎える横浜美術館。メモリアルな企画展で、所蔵コレクションから様々なジャンルの作品を展示している内容満載な展覧会です。
誰でも知っているような世界的に有名な作家の作品も並びます。美術館で何を見たらいいのかわからない。どんなジャンルの作品に興味があるか知りたい。そんな美術館に行き慣れない方でも一つくらいは心に残る作品を見つけられる展覧会だと思います。
誰でも知ってる有名な作品も展示中
作品を観た感想はつけません。
それぞれ観て感じてください。それがあなたの正解です。
美術館に足が向かない人は、「絵を見ても何にもわからないしな」と思っている人が多いです。
違うんですよ。絵画は「感じる」ものです。頭で考えなくていいんです。
乱暴な意見になりますが、興味が持てない絵は飛ばしても観てもいいんです。美術館は自由に楽しむものだから、どんな人でも気軽に楽しんでもいいんです。
ルネ・フランソワ・ギスラン・マグリット René François Ghislain Magritte
ベルギー出身の画家。シュールレアリズムって知ってますか?超現実主義とも言います。マグリットをはじめとする作家がシュールレアリズムの作家の代表です。よく、「シュールだね」なんて言いますよね。これが語源ですよ。
ルネ・マグリット「王様の美術館」1966
ルネ・マグリット「青春の泉」1898-1967
サルバドール・ダリ Salvador Dalí
スペイン出身の画家。ダリもシュールレアリズムの作家です。あのピカソとも同時代に生きて面識があったなんて考えるとすごいことです。
ダリ「幻想的風景 英雄的正午(ヘレナ・ルビンシュタインのための壁面装飾)」1942-1943
マウリッツ・コルネリス・エッシャー Maurits Cornelis Escher
オランダ出身の版画家。だまし絵の人って思っている人も多いかも。なんだかずっと見てしまう不思議な絵。建築と幾何学に影響された作風は、あまりにも有名。
エッシャー「凹面と凸面」1955
エッシャー「版画ギャラリー」1956
横浜美術館のすごいところ
まさかのOK事項は
実は、ここ横浜美術館のすごいところは、作品の撮影が可能なことです。展示室の写真なんかバリバリ撮影しちゃって大丈夫?って思いますよね。ほら、壁にきちんと写真OKってなってるでしょ。もちろんフラッシュ撮影はダメですよ。
飲食がダメって当たり前すぎますけど、書かないと肉まん食べながら観る人もいるのかな。まさかね。
鑑賞マナーは守りましょうね。
くどいようですが、レプリカを置いている美術館ではありません。世界的な本物の名作がある美術館なんですが、撮影が可能なんです。
普通なら、作品を撮影したいと思ったら公式にメディアとして取材を申し込むか、取材の依頼を受けて、書類を提出して、書いた記事に赤字チェックが入って修正してというフローを踏みますから、出かけた当日または翌日にブログアップなんて絶対無理だと思います。
しかし、このような私的なブログサイトに使用する写真は、撮影可能な美術館においては、マナーを守れば自由に作品を撮影してSNSなどに掲載が可能なんです。
慣れないと、静かな展示室にあちこちで響くシャッター音にギョッとします。個人的には少し複雑な思い。
本当は、絵は静まり返った空間で絵を見たい。
でも、写真撮影出来るなら、基本撮影不可が多い美術館のレビュー記事を書くという難しい作業が楽になります。
写真があると見た目が楽しくなるな。不足している情報ボリュームを「花散歩」とか言って無理矢理に企画を膨らませるような、よくわかんないことをしなくてもいいなあ、なんてぐるぐる考えます。
常に考えているんです、個人的なブログで、ほとんど人が見てないようなブログにも関わらず。
年の為に補足ですが、たまにはお問い合わせいただいていますよ。でも、最近記事作成の依頼がメインです。。。わたし絵も描いてまーす。絵の仕事も出来ますよー。
ブログバカは、こうやって生成されて行くんですね。いやー怖い怖い。
最近は、私的利用に限っては写真撮影を許可している美術館が他にもあったりしますが、これは後日別記事でまとめますよ、もちろん。
横浜美術館情報
時間:10:00~18:00(毎週金・土は20:00まで 入館は閉館の30分前まで)
住所:横浜市西区みなとみらい3-4-1
休館日:木曜日
料金
- 一般1,100円
- 大学・高校生700円
- 中学生500円
- 小学生以下無料
- 65歳以上1,000円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)
みなとみらいの花たち
横浜ガーデンネックレスというイベントの終盤でした。みなとみらいの街は、どちらかというと直線的で人工的な印象ですが、だからこそ街に植物があることの価値が浮き彫りになる感じがします。
百合の花が見頃でしたと言いたいところですが、これから咲くのかな。つぼみの大行列。一瞬がっかりしましたが、よく観察するとつぼみはつぼみで美しさがあることに気がつきました。むしろ、綺麗かも。これから開花しようとする可能性、つぼみの中に詰まっているエネルギー。
普段なら見向きもしなかったこれから咲く花の素晴らしさが静かに佇んでいました。
公式マスコットのガーデンベアが激カワ
イベント公式マスコットキャラクターの『GARDEN BEAR(ガーデンベア)』がかわいいです。頭がお花のアフロヘアになっているクマのキャラクターなんですよ。英語のBEARには、「クマ」の他に「花をつける、実を結ぶ」という意味があります。コンセプトがしっかりしている、すんばらしいキャラクターですね。プレゼンの参考になります。コンセプトワークって超大事ですから。
キャラクターの物語もありました。かわいらしい絵本みたい。ストーリー性もあるキャラクターなんですね。いいなあ。
キャラクターのLINEスタンプも用意されていました。これ欲しいな。
もし、キャラクター作るならこれくらい総合的にやらないとね。うん。勉強になりました。
横浜ガーデンネックレス公式