何もそんなところで絵を描かなくてもと思われる方もいるかもしれませんが、絵描きはどこでも絵を描きます。電車やカフェは当たり前。なるべく感動したらすぐに絵にしたくなるのが絵描きの性なのです。ということで、突然ですが今日は熱帯植物館でお絵かきしてみました。
夢の島熱帯植物館でiPadお絵かきしてみた
あいにくのどん曇りに土砂降りの中、熱帯植物館に行ってみました。休日にしては実にウキウキしない画像ですねー。
この写真は、植物園の周辺の公園の木なんです。東京にいるとは思えないような南国の木が植えてあって、写真のキャプションによっては捏造の旅行記が書けそうですw。そのくらい南国感がある植物が植えてあります。写真だけ見たらリゾート地の朝って感じですよね。。手前にヨガのお姉さんとか配置したら、ハワイですよ。。。ね?
葉っぱの形をデザインと言っていいのかわかりませんが、人が意識的に生み出せないような有機的なデザインにいつも心惹かれます。この感動は絵にした方がいいと思い今日は、雨の中ですが熱帯植物館にやって参りました。
熱帯植物館のご紹介
いつものぐるっとパスを活用しての地味な休日ですが、どこ行っても大混雑の三連休に穴場中の穴場、あまりにも人がいないスポット夢の島熱帯植物館をご紹介します。
開館時間:AM9:30~PM5:00(入館は4:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始12月29日~1月3日
入館料:一般 250円 65歳以上 120円 中学生 100円
※小学生以下、および都内在住・在学の中学生は無料
※年間パスポート 一般 1,000円 65歳以上 480円
最寄駅は新木場駅です。おやすみの日だと大体の人は京葉線に乗り換えてお隣の夢の国へ行く方が多いのですが、私はこちらで下車します。
娘が小さい頃よく連れて来ました。世界にはいろんな植物があるよって見せたかったんですよね。普段食べているフルーツはこんな木になっているんだよ、みたいなことを実物で教えたくて連れてきていました。
夢の国もいいけどね夢の島もいいんですよ。子どもにはリアリティがある物も見せないとね。
ぐるっとパスのレビュー記事はこちら
熱帯植物館の見どころ
突然ですが、私葉っぱの形が大好きなんです。
特に亜熱帯の植物の形が好きです。気候が違うと植物の形状って変わるそうなんですが、亜熱帯の植物のおおらかで大胆なデザインが面白いし、花も色彩が鮮やかで見るたびにハッとします。見てると元気が出る植物。
もう、私的には最高のスポットですが、いつ行っても空いているんですよね。人気ないなー。なんでかな。
見てください。ちっちゃいけど滝もあるんです。人工だけどね。でもなんかいいでしょ。インディジョーンズみたいでしょ。
滝の裏側もいい感じ。トンネルみたいになっていてくぐって先に進みます。
バナナの花が咲いてました。バナナの花って日本で暮らしてたらなかなか見る機会が無いですよね。こんな赤い花が咲くんですね。
タコの木。夜中に歩き出しそうでしょ。面白い木ですよね。物語が作れそうな木。
植物館の小さなカフェはWi-Fiもある
軽食や飲み物が用意されている喫茶コーナー。窓からは植物園の中が見えて、ジャングルの隠れ家っていう感じです。
私は小笠原のレモンサイダーを注文しました。酸味が強くてさっぱりして美味しかったです。小笠原諸島では島レモンという国産のレモンが取れるんですって。同じ東京都なんですよね。いつか行ってみたい。
何でこんなことをはじめたのか
そもそもの始まりは、自宅マンションの大規模修繕がきっかけです。
毎日続く工事の音と匂いと常にいる窓の外の工事の作業員さんの気配に耐えかねて、家から出て作業するようになりました。音はまだ我慢できるのですが、シンナー系の薬品の匂いで頭が痛くて、毎日お家にいるのが辛いんです。
そんな訳で、あちこち行ってみました。環境が少し変わると集中できたり面白いものが見つかったりで、私の場合はプラスに働くことが多かったです。
でも、なぜか外で絵を描いて無いことに気がつき、iPadを持って意識的に外で絵を描く時間を作ることにしました。絵を描くだけなら、Wi-fiは必要ないしどこでも行けるなと思ったらちょっと嬉しい気分。
生で見た感動を描くといいという話は先日聞いたトークショーの中で、とても刺さるお話だったので翌日から早速実践です。ちなみにこんなトークショーでした。
自分の絵の世界観を作るには、机の前にばかりいたのではダメなんだなと本当に今更ながらに思います。実践して成功している絵の先輩や先生方にたくさんお会いしていたのに、自分はやれてなかったんですよね。
せっかく作業部屋から離れても絵を描けるツールも揃ったし、これからは自由に動きわろうと思います。
こちらから描きたいものの近くに行くのもいいし、たまたま出会った感動する物を描くのもいいですよね。ちょっと実験的ですが、お外でお絵かきやってみようと思います。
パッションを大事にして生きてみるのもいいかも。絵描きらしく。これからも実験は続きます。
実際に描いた絵についての記事は別にまとめました。